2022/06/11 Podcastはしばらくお休みします。
手帳が続かない原因はたったの4つ。今すぐできる改善策をお伝えします。
こんにちは。安慶名勇子(アゲナユウコ)です。
「可愛くて使いやすい手帳が欲しいな。」
「仕事にもプライベートにも使える手帳がいいな。」
「仕事ができる人にみえるようなデザインがいいな!」
と、張り切って手帳を新調したものの…購入から3カ月後には
「手帳…ほぼ白紙!(;´Д`)」
「っていうか、書くの面倒だし(T_T)」
「っていうか、管理するほど予定ないし!( ;∀;)」
「でもやるって決めたのに。私はなんて意志が弱いんだ(◞‸◟)」
「毎年同じ失敗繰り返して。なんて私はダメなの!ムキ―っ(# ゚Д゚)」
と、嘆き、悲しみ、落ち込み、悩み、自責の念に駆られ、自分に対して怒りさえ覚えてしまう方って結構多いように感じます。
毎年チャレンジしてはみるものの、毎年同じように失敗してしまう。でもここで引きさがっては『手帳に挫折した』と、自分にダメな烙印を押すことになってしまう。そんなのはイヤだ!と、奮起するものの、どうしていいかわからない…。そんなこと、感じていないでしょうか。
できることなら、
「手帳を上手に使ってみたい!」
「手帳を使って整った生活を送ってみたい!」
「自分をマネジメントできる素敵な自分になってみたい!」
と思うからこそ毎年チャレンジし続けているのだと思うのですが、根性だけで 頑張るのはホントおススメしません。まずは上手くいかない原因を考えてみましょう。
実は、手帳が続かない理由はごく単純なもの。その原因さえわかってしまえば、手帳に対する悩みがなくなるどころか、理想の手帳使いができる状態に一気にたどり着いてしまうんですよ。
今回の記事は、手帳が続かない理由と改善策について深く深く掘り下げてみます。手帳が続かないと悩んでいるあなた状況が改善するきっかけをつかめれば…という思いを込めて。
Contents
手帳が続かない4つの原因

結論から先にお伝えします。手帳が続かない理由として挙げられる原因はこれら4つに集約されます。
- 用途にあった手帳を選んでいない
- 手帳使いへの理想が高い
- 書き込む目的のズレ
- 継続の仕組みが不十分
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【原因1】用途にあった手帳を選んでいない
それぞれの手帳にはコンセプトがあり、制作段階においてその手帳を使うであろうユーザー層(ペルソナ)が想定されています。どういう場面で、どういった使い方をするだろうから、それにあった使いやすい手帳を制作しようという風に考えられているはずです。
そのコンセプトや想定されたユーザー層と自分の状態がかけ離れていた場合、当然手帳が合わないという状態に陥ってしまいます。
- 誰向けの手帳なのか
- どんな生活をしているユーザーを想定した手帳なのか
- どんな問題を解決しようと作られた手帳なのか
を見極め、自分のやりたいことと照らし合わせながら選ぶことが大事です。
【原因2】手帳使いへの理想が高い
手帳の使い方は本来自由でいいのはずなのに、
- 手帳はキレイに書かなければならない
- 手帳は毎日書かなければならない
- 分厚い手帳を使いこなしてこそ一流だ
- スケジュール欄はびっしりと埋めなければかっこ悪い
といった固定観念にとらわれてはいないでしょうか。手帳に対する完璧主義は自分を苦しめる結果となり、手帳が続かなくなってしまいます。
【原因3】書き込む目的のズレ
書く目的には次のような3つのパターンがあると私は考えています。
- 覚えるため
- 忘れるため
- 自分に見せるため
『覚えるため』『忘れるため』に書く内容は主に、管理と記録に関する項目のはず。しかし、「自分に見せるため」に書くのは思考に関連する項目です。
管理と記録を目的とした使い方の場合、他のツール(パソコンやスマートフォン等)でも代用がきくため、手帳を使う必要性を感じにくくなります。そのうち…手帳に書き込むことがなくなり、手帳が続かなくなるのです。
自分に対し、自分の考えを見せるために書く(思考の循環を起こす・思考を整理する)目的もあるのだという認識を持つことが、手帳が続く秘訣です。
【原因4】継続の仕組みが不十分
手帳をしっかり使いたいのならば、書き込む時間を定期的に確保しなければなりません。しかし、手帳が続かない方の多くは、手帳に向き合う時間を確保していないものです。
タスクを洗い出し、スケジュールを組み立て、思考を整理する時間をあらかじめ確保し、しっかりと実行すること。これがとても大事です。
自分時間を確保し、しっかり手帳と向き合いましょう。
今度こそ続けるために何をすればいいのか

使う目的にあった手帳を選ぶ
手帳のコンセプトや想定ユーザー層とかけ離れた手帳を選んでしまわないよう、自分が手帳に対して求めているものを明確にしておきましょう。
- 日記を付けて気持ちを整理したい
- スケジュール管理をして、すっきりと生きたい
- やることリストを作って着々と成果を出したい
- 目標達成に向けて頑張りたい
といった簡単な目的で構いませんので、手帳を使ってどんな状態を手に入れたいのかを明確にしましょう。
その目的を叶える手段として、大きさやレイアウト、カレンダーの量といった項目を検討すると、手帳選びの失敗を防げます。
完璧主義を捨てること!
「毎日書かなきゃ」「キレイに書かなきゃ」「びっしり書かなきゃ」といった思い込みは捨てましょう。
ブログやSNSには、手帳使いに長けている方の写真がたくさん投稿されていますが、手帳使いに慣れていない方が同じような使い方をしようとすると、頑張りすぎて挫折してしまう…ということにもなりかねません。
手帳は自分が気持ちよく使えてこそ、モチベーションマネジメントツールとして手帳が役立つのですから、あまりに高いハードルを自分に課すのは逆効果です。
書きたいと思ったら書く。スカスカでも問題ナシ。丁寧に書かなくてもOK!という具合に、気楽に取り組むこと。それが続く秘訣です。
手帳に創造要素と未来要素を加えること!
手帳の用途として代表的なのは
- スケジュール管理
- タスク管理
- 日記
- 会議録
- メモ
といったものですが、これらは過去や現在の状態を記録・管理するものですよね。自分が理想としている人間関係や将来の事、旅行の計画といった、思考を伴う創造要素と未来要素が入っていないのです。
意識的にそれらを書き込むことで、内容も満足度もUPします。文字だけでなく、写真やイラストを混ぜるとさらに楽しめること、間違いなしです。具体的な行動を起こすモチベーションを作り出すことができるので、マンネリの脱却にもつながります。
手帳メンテナンスデーを作ること
手帳に向き合う日を定期的に作りましょう。1ヶ月に1回でも構わないので、ホテルのラウンジやカフェ等、心が落ち着く場所へ出向いて行うことをおススメします。日頃雑に手帳を使っていたたとしても、メンテナンスデーにしっかりリカバリーできるので、手帳に対する意識も高まります。
また、手帳を手に取ったときに気持ちよく使える状態を日頃から作ることも負わsれなく。手帳が汚れてしまった、破れてしまったという場合には、思い切って買い替えることも検討してみましょう。
今や、手帳はいつでも手に入る時代です。いつ買い替えてもいいのですから、気が向かないのに翌年までガマンして使う…なんてもったいないですよ。
他にも、手帳カバーを変えてみたり、シールやペンを買い足してみたりと、手帳をより楽しめるよう工夫してみてください。
手帳に過度な期待を持つのは厳禁

デジタル社会となった今でも、手帳は素晴らしい役目を持っていると私は感じています。実際、手帳の使い方を見直してからというもの、毎日の充実度が劇的に変わったので、みなさまにもぜひ手帳を使ってほしいと心から思っていますが、手帳術を取り上げたメディアに影響され過ぎてはいないだろうかという危惧もしています。
手帳マスターとして雑誌やメディアに取り上げられる方々の手帳は、色とりどりのペンやシールを使いこなし、どれもびっしりと書き込まれていますよね。それを見ると
「こんな風に使えば、この人のようにキラキラ輝けるんだ!」
「手帳はこんな風に使わなければいけないんだ!」
と思ってしまうのも無理はありません。
手帳を使い続けられるようになった先にはきっと、これまでの自分には見えていなかった違う世界が見えるのではないか…?そんな期待もあるからこそ、手帳に対しての想いや期待も深くなるのだと思うのですが、それが手帳に対する完璧主義を助長する結果となり、手帳使いに対するハードルを上げてしまっているのです。
- 手帳を使えば忙しさから解消される
- 手帳を使えば悩みはなくなる
- 手帳を使えば目標達成できる
- 手帳を使えばハッピーになれる
というのは…厳しいことをいうと、単なる『幻想・願望』でしかありません。 手帳は魔法のツールではないのですから、手帳を使えば必ず上手くという保証はどこにもないのです。
あくまでも主体は自分。手帳は目標達成や自己分析のツールでしかありません。手帳を活かしてどう行動するのか、これが大事だということは覚えておいてくださいね。
手帳に振り回されるのではなく、手帳を使って自分の人生をさらに充実させていく。そんな使い方が理想ではないでしょうか。ぜひ、この機会にご自身の手帳に対する向き合い方を見つめ直し、手帳を人生のパートナーとして使ってみていただけたらと思います。
まずは気楽に、手帳を使ってみてくださいね。