2022/06/11 Podcastはしばらくお休みします。
ユーグレナ・オンラインから「ご購入ありがとう」メール。いや、私買ってない。
こんにちは。安慶名勇子(アゲナユウコ)です。
メールボックスに届いた1通のメール。商品紹介のメールかと思いきや、そのタイトルを見て目を疑いましたよ。「安慶名勇子様へ、ご購入ありがとうございます。」
いや、いくら開封してほしいという企業としての想いがあったとしても、さすがにダメでしょ。このキャッチ―過ぎるメールタイトルは。
念のため開封してみると、購入者に対して送られるメールの文面で間違いなさそう。釣りとしてのメールではなさそうなのです。でも…私、買ってないよ?

今回のように、身に覚えのないメールが届いたときに疑わなければならないことや確認しておきたいことはいくつかありますよね。
- そのメールは本当に公式サイトからのメールなのか(送信先の確認)
- メール内のハイパーリンクは公式サイトのアドレスになっているか(フィッシングサイトへの誘導ではないのか)
- 本当に購入されてしまっているのか?(クレジットカードの明細確認)
クレジットカードは購入履歴の反映までにタイムラグがあるのですぐには確認できないのですが、できることはやっておきたいので、まずは公式サイトへのアクセスとサポートセンターへの問い合わせをすることに。購入金額も不明ですし、仮に数十万も決済されていたらと思うと気が気じゃないですからね。
しかし…。同じようなメールが届いている方も多いようで(Twitterにも同じような現象が起きているという投稿が散見される)、下図のようにサイトはダウン(503エラーはアクセス過多で閲覧制限がかかっている状態)、お問い合わせ先も「只今込み合っていますのでおかけ直しください」とつながらない。

おそらく担当者のメール誤配信だとは思うのですが、メールの配信時刻が18時ということを考えると配信予約をしていたのかもしれませんね。ということは…、
- 役職者や社員の方々(いわゆる権限者)は退勤済みの可能性
- サポートセンターは外注か。または派遣社員だったとしても事態の把握ができず、ひっきりなしのクレームに「確認中」との対応しかできず、現場では事態の収めようがない状況
なのかもしれません。このような事態が起きた際は通常、「メールの誤送信のお詫び」等のメールが届くものですが、1時間半経過した今でも何の連絡もないということは、購買者(というか、今回は購入していない方々)からの会社に対しての信用力が落ちるのは必至。個人情報の流出ではないとしても、かつての購入者にとっては、こういう事態にすぐに対応してくれないのはあまりいい気分じゃないですよね…。
ボタン1つで配信できる仕組みは本当に便利で、業務効率化には必要不可欠なシステムなんですが、こういった人的ミスを防ぐ体制はしっかり整えておかなければなりません。システムとしては万全でも人的体制は「人」が作るものですからね。人間は不完全なものであるからこそ、信用しすぎないように。ダブルチェック等の人的ミスを最小限にする仕組み作りが大事です。
私もエンジニア&コンサルタントの端くれなので、こういったことが起こらないよう細心の注意を払わねば。自分自身にもお客様のシステムにも。
…との自戒を込めての記事でした。